今回はトイレタンク内の漏水補修の事例をご紹介。
タンク内から何やら音がしているとお電話をいただいて確認すると、タンク内のフィルター取付部から水が霧状に吹き出していました。
目視で確認したところ傷もなにも見えないので、てっきりフィルターのOリング(止水のために取り付けられている輪ゴム)が劣化したのかと思って取り外してみるのですが、きっちりはまってなかなか取れないぐらい密着してました。
それでも、フィルターだけなら修理費も安くつくということでフィルターを取り寄せて交換してみましたが、全く効果なし。
しばらく水を出したり止めたりしながらよーく観察してみると微妙に亀裂があることが判明。
ほんのすこしの目に見えないような極小亀裂から水が吹き出していたため、霧状になっていたのでした。
お客様のために修理費も安く抑えられればという思い込みもあり、今回はかえって修理に時間を要してご迷惑をお掛けする結果になりました。
原因が判明したので、修理費等のお見積りも再度お示しした上で、タンク内の部品を交換して、無事修理は完了。水漏れはなくなりました。
ほんとに気が付かないような微細な亀裂だったのですが、もう少しよく観察すべきだったのと、修理費を安くしてあげようと考えすぎたための判断ミスでした。
お客様にとっては、早く修理が完了してもとの生活にもどるのなら多少修理費が高くついてもいいという考えもあるでしょうし、適切な調査、診断とともに費用とお客様のお考えを受けての適切な判断が必要だとあらためて反省させていただいた工事でした。
それにしても、外部から力がかかるわけでもないタンク内の部品なのですが、水圧と経年劣化が原因で亀裂が入ったのでしょうか。
洗浄便座含め最近のハイテク便器も10年経過するとあちらこちらが故障してきますね。修理できればまだいいのですが、部品のストックがないとメーカーに言われることも多くなりました。
ものを大切に長く使う、もったいないの精神がいかしにくい時代になったもので、少し残念です。
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