インパクトキャッチャーW

151027004秋ですね~。

いや、ほんと寒くなってきました。

日が暮れるのも早くなったので、現場は何かと大変です。

 

さて、今回は、道具のお話しですが、更にマニアックにと言いますか、一般の方にはほんとにどうでもいい部品のご紹介です。

 

その名は、インパクトキャッチャーW

 

 

 

 

151027005この部品、部品だけ見たら何の部品か、どう使うのか全く分かりませんが、ようはインパクトドライバーに取り付けて、本体の落下防止のために使う部品になります。

 

インパクトを使う現場は、足元のいい平地から、高層ビルの足場の上まで様々なのですが、結構な重量があるインパクトをもし手を滑らせて落下でもさせたら、インパクト本体が破損するのはもちろんのこと、大事故に繋がる危険もあります。

 

そこで、職人さんたちは、インパクトドライバーが落下しないような様々な対策を取られているわけです。

 

 

151027012
ベルトに引っ掛けることも可能

インパクトを使用している際の落下対策には、ワイヤーなどが入った安全ロープ、コードなどを繋いで対策しますが、両手を使って別の作業をする際に、インパクトを置いておく場所がない際などは、インパクト本体に金物を取り付けて、自分のベルトに取り付けたカラナビに固定したりする方法が取られていたります。

 

今回の部品は、その固定のための金物になります。

 

 

 

プロが使っている少しお高めの工具には、ベルトに簡易に吊り下げるためのフックが標準でついていますが、しゃがんで作業したり、足場なんかに引っ掛けると簡単に外れてしまうため、特に高所作業の場合などは、カラナビなどを使ってしっかり固定しておく必要があります。

 

 

本体両サイドのビスで固定
本体両サイドのビスで固定

この記事書かせていただいている私は、高所で作業するわけでも、プロの職人さんでもないのですが、たまに現場で作業のお手伝いもすることなどから、安全対策、工具の破損防止、現場に傷などつけないように、念のため今回この部品を取りつけさせていただきました。

 

このような部品は、様々なメーカから様々な形状のものが販売されていますが、この部品は、カラナビだけでなく、ちょっとベルトに引っ掛けるということもできる便利グッズになっていますので、素人以上プロ未満の私が使うのにはもってこいのような感じです。

 

 

151027010今回、以前ご紹介したマキタのM697DSXに取り付けました。

このインパクトは、DYI用の安価な製品のため純正のフックが標準では取り付けられていませんでした。

 

少し幅があっていなかったのですが、ちょっと無理して取り付け完了。

 

まあ、無理と言っても大きな変形などしているわけではありませんので、安全上も問題ないかと思います。なかなか使えそうで良かったです。

 

 

 

ちなみに、この部品は、マキタ、日立に取付可能なようです。

 

 

ほんとに、たまにしか活躍しないのですが、大切に使いたいと思います。

 

ちなみに、失敗話もおひとつ。

 

 

今回、以前同じような部品を取り付けた際のことをすっかり忘れて、意気揚々とインパクトに部品の取付が完了、確認してさて収納ボックスへと入れた際、あらっ、蓋が閉まりません。

 

収納ボックスの蓋閉まらず!
収納ボックスの蓋閉まらず!

そう、新しく取り付けた金物が収納ボックスの蓋に干渉して、というか幅が足らず収まらないサイズだったのです。

 

金物取り外して収納するか・・・?

 

本当は、純正のボックスで保管するのが一番いいのですが、せっかくなので、別の保管庫調達しようかと検討中です。

 

いいもの見つかるといいいのですが、あまり高価なものも必要ないので、それまでは別の工具箱におさまっていただきたいと思います。

 

 

以上、今回は、少しマニアックな部品のご紹介でした。