本日、平成27年5月26日付神戸新聞に「中古住宅流通促進へ」という記事が掲載されていました。
概要としては、中古住宅の流通促進に取り組んでいる兵庫既存住宅活性協議会が取り組んでいるフェニーチェパックという建物調査サービスの利用料に対して兵庫県が補助を行うことにより、通常¥49,800円(税抜き)から2万円安い¥29,800円(税抜き・戸建て125㎡未満の場合)で利用することができることになったというものです。
このフェニーチェパックという商品は、建物の中古住宅売買の際に、専門知識と資格を有する建築士事務所の建築士((一社)兵庫県建築士事務所協会所属)が、建物の劣化状況などを調べることにより、建物の現状把握に役立てることができるほか、既存住宅瑕疵担保保険やフラット35の利用ができるかどうかの判断も合わせて行うことが可能となります。
また、同時にシロアリ被害の調査やオプションとして給排水管の状況、耐震診断などもワンストップで可能となっています。
国では、今後中古住宅売買の際の重要事項説明に建物の現状把握、診断、いわゆるインスペクションを義務付けする動きもある中、兵庫県では一歩進んだ動きが出てきているようです。
この動きに対して、兵庫県は中古住宅の流通促進、空き家対策の一つとなることも期待して、建物調査を定着させるべく、今年度の予算で補助を決定されたとのことでした。
今年度、普及啓発を目指して補助が行われるのは、100戸限定になるようです。
なお、フェニーチェパック事業そのものは、すでに試行されているものですが、補助対象で割安に利用できるのは、本日5月26日受付分からになるようです。
ご利用に際しては、県内各地の不動産、宅建業者さんに所属するアドバイザーさんを通じて兵庫既存住宅活性協議会へ申し込む必要があるようなので、中古住宅の売買を考えておられる方は、ぜひ一度ご利用予定の不動産・宅建業者さん、または兵庫既存住宅活性協議会さんまでお問い合わせください。
お問い合わせ先: 兵庫既存住宅活性協議会 HP: http://www.hyokikyo.jp/
各地域でフェニーチェパックの利用相談に乗っていただけるアドバイザーさんの情報なども掲載されているようです。
なお、フェニーチェパック事業について、弊社で分かる範囲でしたらお答えさせていただくことは可能ですし、協議会さんをご紹介させていただいたりも可能です。
何かございましたら、お気軽にお問い合わせください。
既存住宅のインスペクション、耐震診断、補強工事等関しても、お気軽にお問い合わせください。
中川住研三田営業所 TEL.079-568-0375 または、お問い合わせフォームから。
篠山市、三田市周辺のお客様の場合、比較的に早めにお伺いすることが可能です。