早いものでもう7月も後半戦に入ろうとしています。
うだるような暑さの中、現場では職人さんたちにお世話になって工事が日々進んでおります。
今回は、廊下の改修工事をさせていただきましたので、簡単にそのご紹介をさせていただきます。
今回お世話になりましたお施主様は、ほんとうにながくお付き合いさせていただいておりまして、大変お世話になっております。
今回のご依頼は、随分前から気になられていました廊下床のたわみがひどくなってきたということで、現場で打ち合わせさせていただき、結果として床材を撤去して新しい床材で張り直しをさせていただくこととなりました。
実は、この既設の床材、当時は流行りのデザイだったらしく、あちらこちらのお宅で拝見することが多いのですが、どうも接着剤がわるいのか? 製作方法がわるいのか? どちらのお宅へお伺いしても床のたわみ(合板の接着面で分離してしまっています)がほぼ間違いなく確認できてしまう出来の良くない商品のようです。
今回のお宅でも、数年前にたわみがひどい部分がありましたので、床下に入り、床下から束も立てるなど補強をおこなった上でご利用いただいておりました。
今回はその補強済み箇所以外に何箇所かわるいところがでてきたのと、踏み抜きそうな非常に状態のわるい箇所も確認できましたので、ご相談の上、もうそろそろ限界という判断になったのでした。
工事は、既設の床材を解体撤去し、土台や根太に問題がないか確認の上、必要な補強をした上で、まずは断熱材(ポリエチレンフォームt40)を施工していきます。
その上から下地となる構造用合板t12を張り、さらに新しいフロアー合板t12を張って完成となりました。
なお、既設の改修となるため、既存の壁との取合いや敷居、建具との関係なども合わせて調整しています。
段差の調整をしたり、上框の処理、そして建具レールの取替や建具の高さ調整なども必要となるということで、床の張替えだから床の工事だけというわけにはいかず、様々な付帯工事が出てくるのは、建築の改修(リフォーム)の特徴でもあります。
メインはあくまでも床材の張替ですが、ついでに下地の状態の確認(必要に応じて補修、補強など)や断熱性能の向上をはかることなども大切です。
何度も工事を繰り返すより計画的に進めることが費用面でもお施主様への負担の軽減、そしてきれいに現場を収めるためにもいいことだと思います。
こちらのお宅でも床のたわみを確認してから今回の張替に至るまでは数年を要しています(状況を確認しつつ)。
なお、今回は自治体の補助金も活用させていただきましたので、工事以外に事前の補助申請書の作成から提出までの一連のお手続き関係もお手伝いさせていただきました。
以上、ごくごく簡単な床の改修工事のご紹介でした。ご参考になりましたら幸いです。
最後になりましたが、お施主様には、工事期間中何かとお気遣いいただくなど、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
今後も何卒よろしくお願い申し上げます。
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今回ような床の改修工事など、お住いに関することでしたら、お気軽にお問い合わせください。
篠山市、三田市周辺のお客様の場合、比較的に早めにお伺いすることが可能です。
なお、弊社では改修、リフォーム工事などを強くお勧めするようなことはしておりません。
あくまで、現状とお施主様のご希望をお聞きした上で、改修案などをご提示させていただきますので、ゆっくりご検討、ご家族でご相談していただき、ご納得いただいた上でご依頼、ご発注いただけましたら幸いです。