今回は、「家紋」のお話しです。
「家紋」って知っているようで知らないことが多いですね。 ・・・ なんてことを言いましても、この記事を書かせていただいている担当者も家紋の歴史なんかには、まったくの素人のため、ネット検索して調べていただければと思ったりして、どうもすみません・・・です。
さて、最近の新築住宅に家紋が取り付けられているなんてことは、ほとんどみたことが無いですが、古い家には家紋や懸魚(げぎょ)なんかがよく取り付けられているのです。
先日、京都府南丹市にお住まいのお施主様より、古民家の屋根への家紋の取り付け工事についてお問い合わせをいただき、現地確認後、家紋の製作と取り付け工事をさせていただくことになりました。
まずは、家紋が必要なのでその製作が必要です。
弊社では、従来鉄板や銅板などを切り抜き加工したり、打出したりして家紋の製作を行うことが多くありましたが、最近はより美しく正確に製作していただくため、専門の業者さんにお願いして家紋その他の金属加工製品を製作していただくことも増えてきました。
今回は、お施主様のご要望もあり、真鍮製の家紋を空打出し、墨入れという加工方法で山形県の専門業者さんに製作していただきました。
これは、真鍮の平板を裏面から打出して立体的に作り上げ、打ち出した部分以外を墨入れ(黒く塗装)して仕上げるものです。
出来上がった家紋は、とても綺麗であり、かつそのデザインは、その家の歴史を受け継ぐものでもあります。
今回製作させていただいた家紋のデザインは「丸に抱き茗荷」で、大きさは直径330mm、出幅30mmのものが一対と直径165mm、出幅20mmのものが一対になります。
大きい方は妻面に取り付け予定です。
専門工場にて職人さんの熟練した技によって製作された家紋は、近日中に現場へ搬入され、次は弊社の屋根の板金職人によって屋根へ取り付けられる予定です。
また、取り付け工事が完了しましたら、その様子をご報告させていただきたいと思います。
家紋の製作、お取り付けなどに関することも、遠慮なくお問い合わせください。
中川住研三田営業所 TEL.079-568-0375 まで。
篠山市、三田市、西脇市、加東市、丹波市、神戸市北区周辺のお客様の場合、比較的に早めにお伺いすることが可能です。