暑いですねえ~。
夏ですからあたりまえなのですが、梅雨はどうなったのでしょうか?
急に強雨になったりしたかと思えば、猛暑になったり。
本当に最近のお天気はどこかおかしいようです。
さて、最近地震も日本各地で連続しておきていますが、熊本の地震をうけて、国も一歩動き出したようです。
阪神淡路大震災以降、建築基準法が変わる前のいわゆる旧耐震と呼ばれる時代、昭和56年以前に建てられたものを中心に耐震診断と改修を促進してきましたが、その後の昭和56年から平成12年までの間(新耐震基準)に建てられた建物でも、やはり地震に弱いものがあることが判明、今後はこの新耐震基準の建物でも耐震診断と必要に応じた改修を進めていく姿勢が示されました。
以下、日本建築防災協会に掲載された情報からの転載です。
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新耐震基準の木造住宅の耐震性能検証法(新耐震木造住宅検証法)
平成28年熊本地震においては、昭和56年5月以前の旧耐震基準により建てられた木造住宅に大きな被害があったと共に、新耐震基準導入後の昭和56年6月から平成12年5月までに建てられた木造住宅にも一定の被害があったことが確認されました。この原因として、柱とはり等との接合部の接合方法が不十分であったことなどが指摘されています。
本協会は国土交通省から依頼を受け、昭和56年6月から平成12年5月までに建てられた木造住宅を対象として、耐震診断よりも効率的に耐震性能を検証する方法(新耐震基準の木造住宅の耐震性能検証法。略称「新耐震木造住宅検証法」)を作成いたしました。
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というこうで、新耐震木造住宅検証法なるものが作成され、発表されましたので、今後は新耐震基準で建てられた建物の耐震性についても関心が高まるのではないかと思われます。
実際、診断してみると耐震性能が低いものがあることがわかりますが、お施主様の中には、まさか新耐震で建物が地震に弱いなどとは思ってもいなかったという方も多いことでしょう。
専門家の間では、当たり前のように「すべてが強くはないよねえ」などと話していたことが、やっと国も認めなければ前に進めないということで、動き出したようです。
ただ、今回の検証法で示されている最初のお施主様による調査、診断は結構ハードルが高いかもわかりません。
もし、難しいなあと思われたときは、お気軽に専門家にご相談されるのがいいかと思います。
しかし、耐震診断、改修については、まだまだ不慣れな工務店、建築士事務所さんも多いようですから、相談時にはその点ご確認はされるのがいいかと思います。
特に、リフォーム等をお考えの場合は、耐震診断は必須条件というぐらいに考えられ、診断結果を受けてリフォームの計画を進められると、比較的無駄なく効率的に建物の耐震性の向上もあわせてはかることが可能だと思われます。
ご家族の安全安心のためにも、耐震診断をお忘れなく。
新耐震の耐震性の確認などにつきましては、弊社併設の一級建築士事務所で対応させていただくことが可能です。
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