篠山市は大丈夫!
地震なんかこないよ!
こういうお話しを度々お聞きします。
そうですね、他の地域と比較すると地震の発生確率も低いようですし、大丈夫なのかも?・・・そう、かも?であって、地震がこないという宣言なんかだれもできないのです。
これって、過信なのか?それとも、見て見ぬふりなのか?
地震なんかこないよと言われている篠山市内にも断層が存在します。
R372号線によって篠山市の南西端からほぼ中心部にまで伸びる断層。ほかにも隠れた断層が多数存在するかもわかりません。
篠山市の地域防災計画では、この篠山市内に分布する御所谷断層を震源として、マグニチュード7.0、震度6強以上の直下型地震が発生した場合、揺れによる家屋被害を全壊425棟、半壊3.197棟と想定しています。
もし、想定通りの地震が発生すれば、全壊425棟ですよ。
やはり、過信することなく、日頃から備えを怠らないことが大切なのだと思います。
特に、家族の安全と安心の基本となるお住まいについては、その性能をよく理解した上で、必要に応じて、補強などの対策を講じておくことが大切です。
篠山市では、「簡易耐震診断推進事業」や「ひょうご住まいの耐震化促進事業」にて、住宅の耐震化を推進されています。
ぜひ、制度をうまくご活用いただき、まずは、お住いの状況を確認することから、そして、もし耐震性能が低いことがわかれば、専門家にご相談の上、できるところから取り組まれることをお勧め致します。
「簡易耐震診断推進事業」について
住宅の耐震化を促進するため、兵庫県に登録された耐震診断技術者が耐震診断を希望する住宅へ訪問し、調査・診断を行うことで耐震性のチェックを行います。
- 対象住宅/昭和56年5月31日以前に着工した住宅
- 診断費用/申込者の1割負担(ただし、戸建て木造住宅については、申込者負担なし)
- 受付場所/篠山市役所2階 地域計画課
- 事前に担当課にお問い合わせの上、必要書類等を添えてお申し込みください。
実際の調査診断日は、診断員と打合せの上決めることができます。調査時間はおおよそ、1~2時間程度でしょうか。図面のある無しなどによりかわりますが、規模の大きなお宅は少し時間がかかると思います。
「ひょうご住まいの耐震化推進事業」について
既存の住宅の耐震化を促進し、安全・安心なすまい・まちづくりを推進するため、住宅の耐震改修の計画づくりや耐震改修工事を実施される方に対して、その費用の一部を助成します。
この事業の補助を活用にあたっては、事前に「簡易耐震診断」の判定が必要になります。 契約後の補助金申請はできませんのでご注意ください。
1.住宅耐震化補助
(1) 住宅耐震改修計画策定費補助
1.対象となる方
以下の条件をすべて満たす住宅で、共同住宅、賃貸住宅及び店舗等併用住宅も含まれます。
- 昭和56年5月31日以前に着工されたもの
- 違反建築物でないもの
- 耐震診断の結果、「危険」「やや危険」と診断されたもの
- 兵庫県住宅再建共済制度に加入している住宅又は加入する住宅
2.対象となる費用
安全性を確保するための耐震改修計画の策定(補強設計及び工事見積書の作成)とそれに伴う耐震診断に要する費用
3.補助額
戸建住宅 対象となる費用の2/3以内(限度額20万円)
共同住宅 対象となる費用の2/3以内(限度額12万円/戸)
(2) 住宅耐震改修工事費補助
1.対象となる方
兵庫県内に対象となる住宅を所有し、所得が1,200万円(給与収入のみの場合は、給与収入が14,421,053円)以下の県民の方(個人)
2.対象となる住宅
住宅耐震改修計画策定費補助と同じ
3.対象となる費用
地震に対する安全性を確保するための、次の一般型工事(附帯工事を含む)に要する費用
・耐震性能向上のための 柱、はり、壁、筋かい及び基礎の補強、屋根の軽量化など
4.補助額
戸建住宅 定額 100万円(対象となる費用が300万円以上の場合)
定額 80万円(対象となる費用が200万円以上300万円未満の場合)
定額 50万円(対象となる費用が100万円以上200万円未満の場合)
定額 30万円(対象となる費用が50万円以上100万円未満の場合)
共同住宅 対象となる費用の1/2以内(限度額40万円/戸)
2 部分型耐震化補助
(1) 簡易耐震改修工事費補助
1.対象となる方
住宅耐震改修工事費補助と同じ
2.対象となる住宅
以下の条件をすべて満たす戸建住宅で、賃貸住宅及び店舗等併用住宅も含まれます。
- 昭和56年5月31日以前に着工されたもの
- 違反建築物でないもの
- 耐震診断の結果、「危険」と診断されたもの
- 兵庫県住宅再建共済制度に加入している住宅又は加入する住宅
3.対象となる費用
耐震性能を改善するための耐震改修計画の策定(補強設計及び工事見積書の作成)とそれに伴う耐震診断に要する費用及び耐震改修工事に要する費用(50万円以上のものに限る。) ※耐震性能の改善とは、改修後の耐震診断の結果が「安全」又は「やや危険」となるもの
4.補助額
定額 50万円
◆補助金交付申請方法
補助金交付申請は、担当課に事前にお問い合わせいただき、必要書類を整えて窓口へご提出ください。
実際には、建築士などの専門家が代理で書類の作成、提出等を行ってくださることになるかと思いますので、十分打合せの上、ご依頼ください。
◆住宅改修業者登録制度
住宅耐震改修工事費補助、簡易耐震改修工事費補助は、この制度の登録を受けた業者によることが要件となっていますので、ご注意ください。
耐震診断・耐震改修補助等に関するお問い合わせ
まちづくり部地域計画課都市政策係
[電話] 079-552-1118(直通)
*平成29年度から改修費補助などの申請窓口、審査は各市町で行われることとなりました。
*各市町により補助対象となる工事内容、補助額等に違いがありますので、事前に担当課等にご相談の上、計画をおすすめください。
兵庫県、篠山市、三田市の耐震診断、耐震改修、補強工事、助成制度等関しても、弊社までお気軽にお問い合わせください。
簡易耐震診断、耐震改修の計画策定等は弊社併設の一級建築士事務所で対応させていただけます。
中川住研三田営業所 TEL.079-568-0375 または、お問い合わせフォームから。
篠山市、三田市周辺のお客様の場合、比較的に早めにお伺いすることが可能です。