先日、10月に入ったので(基本月に1回なので)空き家の巡回管理を順次実施してきました。
この時期になると気温も下がって作業はしやすいですし、湿度も下がってきているので、空き家の換気、通風をさせていただいても、やはり気持ちがいいです。
巡回管理もなんどかご訪問させていただいていると、その土地、地域の様子もわかってきますし、風景も変化してきたりで、事務所からの行き帰りの道中も楽しみながら作業にあたらせていただいております。
入念な作業と専門技術で皆様の暮らしをサポートいたします
先日、10月に入ったので(基本月に1回なので)空き家の巡回管理を順次実施してきました。
この時期になると気温も下がって作業はしやすいですし、湿度も下がってきているので、空き家の換気、通風をさせていただいても、やはり気持ちがいいです。
巡回管理もなんどかご訪問させていただいていると、その土地、地域の様子もわかってきますし、風景も変化してきたりで、事務所からの行き帰りの道中も楽しみながら作業にあたらせていただいております。
全国の空き家の総数(H20年)が約760万戸、そのうち個人住宅が約270万戸を占めるようになり、適切な管理が行われていない住宅は、防犯や衛生などの面でも地域の大きな問題、課題のひとつとなりつつあります。
このような状況を受けて、国土交通省は、昨年9月に有識者の検討会を設置し、議論を行い、平成26年3月、最終報告書をとりまとめ、所有者(貸主)と利用者(借主)双方のニーズや懸念事項に対応した個人住宅の賃貸流通に資する指針(ガイドライン)を作成し、公表しました。
国土交通省ホームページ: 「個人住宅の賃貸流通の促進に関する検討会」の最終報告について
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_fr3_000022.html
このガイドラインにおいては、個人住宅の賃貸流通から管理に至るまで幅広く指針を示しています。その中には、弊社でもサービスをご提供させていただいております個人住宅の空き家の管理に関するガイドラインが別紙として整理されておりました。
つきましては、すでにほぼ同様の情報はご提供させていただいておりますが、このガイドラインに基づいて簡単に整理させていただいたご説明(概要)を以下のとおり、あらためてさせていただきたいと思います。
今回は、弊社で以前より維持管理をお任せいただいているお宅の屋根瓦の面戸漆喰塗り補修のご紹介です。
こちらのお宅には、ご高齢のご夫婦がお住いで、その当時からいろいろとお世話になってまいりました。
残念ながら、ご高齢ということで、ご夫婦ともに他界され、その後は空き家状態となっております。
ただ、このお宅を相続されました親族の方が、定期的に訪問され、お庭の手入れから建物の維持管理までを担われているため、当時と比べても極端に劣化、損傷することなく、よく管理されている状況です。
今回お世話になりました工事は、写真の軒裏右側のプリント化粧合板張りの野地板を張り替えることが主目的の工事でした。
こちらのお宅では、軒先裏側を下から見上げると、写真の通り2種類の化粧野地板が使い分けられていることが確認できます。
右側が、家の玄関側(南側)にあたる軒先で、こちらではプリント化粧合板が化粧野地板として使用されています。
写真ではわかりにくいのですが、合板基材の接着部分が剥がれてしまい、あちらこちらで浮き上がっていることが確認でき、手でさわるとフワフワして直ぐにでも壊れる(いや壊れている)状況でした。
今回は、雨漏りで長年悩まれていたお宅の屋根改修工事のご紹介です。
写真を見ていただければ一目瞭然、これほどわかりやすいものはないですが、天井から雨漏りしてます!
天井に張ってある吸音テックスは、雨漏りのシミがはっきり出ていますし、ふわふわボロボロの状態です。
実は、中央部の開口部分は、すでに朽ちて落ちてしまったので、お施主様がご自身でベニヤ板を張っておられたのを、調査時に撤去した状態でした。
前回まで、草葺安全屋根改修工事のながれと題して3回にわたって、簡単に草葺安全屋根工事の概要とその工事の流れなどをご説明させていただきました。
身近で、よく見ていたり、実際住んでいたりするけど、よく知らなかった草葺安全屋根のことについて、少しでも知っていただければと思い書いてきましたが、十分時間をかけて推敲しているわけでもなく、しごとの合間に書いていますのでうまくお伝え出来ているのかどうか・・・。
さて、今回は、タイトルに「おまけ」とつけさせていただきましたが、実際はおまけではなくって非常に稀なと言うか、弊社でもたぶん今後もないのではなかと思われる草葺安全屋根の施工事例をご紹介させていただきたいと思います。
前回に続き、今回も草葺安全屋根改修工事のながれについてということで、3回目になりました。
前回は、既存の茅葺屋根を残したまま新しい屋根を葺きますと書きました。
少しよく分かりそうな写真をと思ったのですが、現場では作業、仕事優先のため、ついつい写真を撮ることを忘れてしまったりしていることが多くなかなかいい写真がないですね。
さて、今回は草葺安全屋根改修工事のながれ‐その2です。
前回にも少し触れていますが、この草葺安全屋根と呼んでいる金属板による改修工事では、基本既存の草葺屋根(茅葺屋根)を解体撤去することはありません。
つまり、屋根の茅などは現況のまま金属の屋根で覆われしまうことになります。
ただ、屋根の形状を整えるために軒先の茅を一部刈り込んだり、棟を綺麗に作るために棟木などを解体撤去することはあります。
今回は、草葺安全屋根改修工事のおおまかな流れをご紹介したいと思います。
弊社で使っている草葺安全屋根という言葉は、その文字の表す通り、茅などで葺かれた屋根を火災などに強い安全な屋根にするという意味があります。
私は時代的に詳しくは知らないのですが、弊社がこのような金属板で茅葺の屋根を覆う工事をはじめたころ、田畑や庭先で草木を焼却することも多く、お風呂や台所でも火を使っていましたし、また近隣で火災が発生した際には、その火の子が飛んできて茅葺の屋根に火が飛び移って火災になるということが多くあったようです。
弊社では、茅葺屋根に鉄板を加工した屋根を被せる工事(草葺安全屋根と呼んでいます)を多く施工させていただいておりますが、現在主流として利用している屋根葺材は、金属成形板のニュールーフィックスという屋根葺材です。
左のチラシが現在のものです。
昔は、金属の平鉄板を菱形や長方形に加工したもの葺くことが多かったのですが、時代の流れ、また工業化が進み、数十年前から金属成形板により葺かせていただくことが多くなっております。
この金属成形板も様々なメーカーがあり、弊社でもいくつかのメーカー、素材を利用してきましたが、現在は大阪に拠点をおいておられる中山化成株式会社のNEWルーフィックスという製品が弊社の主流となっています。この製品は、ガルバリュウム鋼板を基材として瓦形状(6枚つながったような形)に工場で整形したものです。