前回に続き、今回も草葺安全屋根改修工事のながれについてということで、3回目になりました。
前回は、既存の茅葺屋根を残したまま新しい屋根を葺きますと書きました。
少しよく分かりそうな写真をと思ったのですが、現場では作業、仕事優先のため、ついつい写真を撮ることを忘れてしまったりしていることが多くなかなかいい写真がないですね。
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前回に続き、今回も草葺安全屋根改修工事のながれについてということで、3回目になりました。
前回は、既存の茅葺屋根を残したまま新しい屋根を葺きますと書きました。
少しよく分かりそうな写真をと思ったのですが、現場では作業、仕事優先のため、ついつい写真を撮ることを忘れてしまったりしていることが多くなかなかいい写真がないですね。
さて、今回は草葺安全屋根改修工事のながれ‐その2です。
前回にも少し触れていますが、この草葺安全屋根と呼んでいる金属板による改修工事では、基本既存の草葺屋根(茅葺屋根)を解体撤去することはありません。
つまり、屋根の茅などは現況のまま金属の屋根で覆われしまうことになります。
ただ、屋根の形状を整えるために軒先の茅を一部刈り込んだり、棟を綺麗に作るために棟木などを解体撤去することはあります。
今回は、草葺安全屋根改修工事のおおまかな流れをご紹介したいと思います。
弊社で使っている草葺安全屋根という言葉は、その文字の表す通り、茅などで葺かれた屋根を火災などに強い安全な屋根にするという意味があります。
私は時代的に詳しくは知らないのですが、弊社がこのような金属板で茅葺の屋根を覆う工事をはじめたころ、田畑や庭先で草木を焼却することも多く、お風呂や台所でも火を使っていましたし、また近隣で火災が発生した際には、その火の子が飛んできて茅葺の屋根に火が飛び移って火災になるということが多くあったようです。
本日、2014年8月30日付の神戸新聞1面に「震度6弱で倒壊恐れ1084万棟」という記事が掲載されていました。
住宅を含め建物の構造などの基準を定めた建築基準法は、たびたび改正されてきましたが、現行の建築基準法で定められた安全基準などを満たしていない建物を「既存不適格」といいます。
震度6弱以上の揺れで倒壊する危険性が高いこの「既存不適格」の住宅(持ち家)が全国で1084万棟あることが神戸新聞社の調査でわかったというものです。最も多いのが東京都で77万棟、次いで大阪の67万棟などと続くが、兵庫県は7番目に多い45万棟らしい。
弊社では、茅葺屋根に鉄板を加工した屋根を被せる工事(草葺安全屋根と呼んでいます)を多く施工させていただいておりますが、現在主流として利用している屋根葺材は、金属成形板のニュールーフィックスという屋根葺材です。
左のチラシが現在のものです。
昔は、金属の平鉄板を菱形や長方形に加工したもの葺くことが多かったのですが、時代の流れ、また工業化が進み、数十年前から金属成形板により葺かせていただくことが多くなっております。
この金属成形板も様々なメーカーがあり、弊社でもいくつかのメーカー、素材を利用してきましたが、現在は大阪に拠点をおいておられる中山化成株式会社のNEWルーフィックスという製品が弊社の主流となっています。この製品は、ガルバリュウム鋼板を基材として瓦形状(6枚つながったような形)に工場で整形したものです。
本日、8月16日からの大雨により被害の大きかった丹波市を中心に、県民から住宅の再建・補修に関する相談が予想されることから、再建に向けた無料の住宅相談窓口(現地住宅復興相談所)が兵庫県により設置されました。
■設置場所:丹波市役所市島支所1階
(住所:丹波市市島町上田448-1)
■電話番号:(0795)85-2155
■相談内容:
・住宅相談:兵庫県職員、丹波市職員・住宅関連支援制度の情報提供等
・技術専門相談:建築士(兵庫県建築士事務所協会)・住宅再建・補修に係る技術的相談
■相談日時:8月28日(木)~9月10日(水)[※土・日についても開設]
10時00分~12時00分、13時00分~16時00分
ただし、建築士による住宅再建・補修に係る専門相談は、上記期間のうち、8月28日(木)・30日(土)、9月1日(月)・3日(水)・5日(金)・7日(日)・9日(火)を予定
■お問い合わせ:
部署名:県土整備部住宅建築局住宅政策課住宅政策班
電話:078-341-7711(内線4637)
FAX:078-362-9458
Eメール:jutakuseisaku@pref.hyogo.lg.jp
弊社では、屋根の改修工事などもさせていただいておりますが、今回はタテハゼ工法という金属の平板を加工したもので葺く屋根のご紹介をさせていただきます。
建物の屋根ってよくよく見てみると、けっこういろいろな素材、工法で施工されていることがわかります。
古い家だと、茅葺、和瓦葺きというのが一般的でしたが、神社などでは檜皮葺(ヒノキのかわ)や銅板葺きなどもありますね。
日本では少ないですが、海外だと平らな板状の石材で葺いた家もたくさんあります。瓦も元々は、この石材を真似たものなのでしょうか? その後これが見本となって、現在よく使われているセメント系の屋根材ができたような気がしますね。よく聞くカラーベストコロニアル葺きとかいうまっ平らの屋根材などですが、種類がとても多くあります。
2014.8.12 47NEWS 共同通信
「国土交通省が、個人が中古住宅を購入してリフォームをする場合、購入費に加え、改修費も長期固定金利型の住宅ローン「フラット35」で一括して借り入れができるよう検討に入ったことが12日、分かった。」と新聞などで報道されています。
最近急に話題になってきた空き家、中古住宅対策のひとつと考えているようで、リフォームしやすくして、買いやすくし、市場を活性化を図ろうという趣旨のようです。
このたび新しく空き家の管理業務をご依頼いただいたお客様から、お庭の除草、剪定作業のご依頼もいただきましたので、先日除草作業を実施してきました。
最近、天候が不順で作業が非常にしづらい状況なのですが、雨の合間や小雨時に少しづつ作業を実施させていただいています。
お客様のお住まいの敷地内はほどよく管理されていますのであまり除草作業で大変だということはなく、通常の作業でいいのですが、隣接敷地が全く維持管理されておらず、長年放置された結果、笹が人の背丈以上に伸び放題、クズなどのツタもはびこっているため、いくら草刈機で作業すると言っても通常の倍以上の手間と時間が必要となります。