気がつけばもう3月も終盤になりました。
今年に入ってからは、現場作業が重なって発生したため、少しばたばたしている状況が続いています。
こちらの記事もなかなか書くことができず、はじめて1ヶ月も更新ができていませんでした。
それでも、毎日設計、打合せ、現場作業、その他いろいろ頑張ってます!
今回は、久しぶりに空き家の管理作業のご報告をさせていただきます。
さて、弊社の空き家の巡回管理作業では、基本毎月訪問させていただいて、確認や通風換気、通水作業などをさせていただいています。
冬場は凍結で給水管が破損することも多いので、毎回通水時のみ止水栓を開栓して作業させていただいております。
冬期に屋内などで凍結破損することも考えられますので、万が一に備えて止水栓を閉めて水を止めておくことは、ちょっとした保険でもありますね。
屋内では、キッチンや洗面化粧台など全ての水栓を開放して通水作業を行います。
基本冬場よりも夏場になると気温の上昇もあり排水管の封水が蒸発して切れてしまうことが多いようなので、気をつけないとけないです。
通水作業などが難しい場合などは、封水の水が蒸発しにくいような対策も取る必要があるかもわかりません。
浄化槽や下水道に接続されている場合などは、臭気だけでなく腐食性のガスのせいか、メッキされた水栓、配管などがあっという間に腐食してしまうこともありますので。
また、空き家で一番気になるのが、カビの発生です。
玄関扉を開けた途端にカビ臭がするお宅も多いのですが、冬期、うまく通風換気できていたりするとカビの発生は抑制されていますが、春から夏にかけて、どんどんカビが増えてくるようです。
多いのは押入の中などですが、この写真のように和室の天井や床のフローリング、畳などでも確認される場合があります。
これからの季節は、毎回の訪問時にカビ掃除をすることになりそうです。できるだけ除菌も含めてカビが発生しにくい環境を目指してはいるのですが、やはり1回/月だとなかなか難しいのが現実です。
そして、空き家になるとカビ以外にもいろいろと問題が確認されることが多くなってきます。
ご覧の床板は、湿気によって床合板の接着面で剥離してしまって膨れ上がってしまったものです。
こうなると、もう床板を張り替えるしかないのですが、空き家であるために現実はこのまま放置されることもあります。
このような場合は、お客様には、報告書で踏抜き等に十分お気をつけてご利用いただくようにお願いさせていただいております。
このような感じで(といってもほんの概要ですが)弊社の空き家管理作業は実施させていただいております。
その他、建物の外観チェックやお庭の状況などはもちろん確認しますし、台風や大雨のあとには、できるだけ現場の状況を確認させていただくようにもしております。
そして、通常の管理作業時間内で可能な簡易清掃、除草、剪定などのサービスも実施しております。
写真は、落ち葉が堆積していたものを簡単に掃き掃除した後の状況ですが、前出の写真と比べていただくとあきらかに綺麗になっていることが確認できると思います。
このように、玄関先、ひと目につく部分を綺麗にしておくと、それだけで管理されている物件であることがわかりますので、不法侵入などの被害を少しでも抑止できそうです。
空き家の管理は、なかなか大変ですが、大切な財産ですので、放置せず、少しでも手をかけていただくようよろしくお願い申し上げます。
空き家・留守宅の管理、除草・植栽の剪定作業等お住まいに関することは遠慮なくお問い合わせください。
中川住研三田営業所 TEL.079-568-0375 まで。
篠山市、三田市、西脇市、加東市、丹波市、神戸市北区周辺のお客様の場合、比較的に早めにお伺いすることが可能です。