あけましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、昨年も多くのお客様、職人の皆様、そして仕入先や行政などの関係者の皆様には、本当にお世話になりました。
あらためまして、お礼申し上げます。
おかげさまで幅広く大変多くのお仕事をさせていただきましたが、中でも試行錯誤しながら取り組ませていただいている耐震改修につきましては、木造の補助事業を受けたものだけで、5件の案件でお世話になりました。
1995年1月17日、あの阪神・淡路大震災から、9,120日が経過しました。もうすぐ25年ということになります。
あの震災後に生まれ育った方々すでに成人し、社会で活躍されているということに、時間の流れが早いことを痛感しつつ、その後もまだまだ耐震化は進んでいない状況について、考えさせられます。
弊社としては、年間5件の耐震化事業に取り組ませていただくというのは、現状の体制では、ほぼ上限のような感じとなっており、その他の業務もある中、お客様には、いろいろとご迷惑をおかけしており、本当に申し訳ない状況でした。
公的な補助金を活用させていただくということと、「耐震化」を図るという、普通のリフォームや補修工事などとは、まったく違った次元の工事となりますため、申請手続きや工事管理を含め、通常の何倍もの労力と時間を要する状況です。
これは、お客様に取りましても大変大きなご負担をおかけしているということになりますが、おかげさまで、耐震化に取り組んでいただきました皆様からは、大変喜んでいただける結果となっており、弊社としても大変感謝させていただいております。
さて、25年を迎え、既存の建物もそれなりに古くなり、建て替えも進むなど、今後は耐震化のご希望というのは、多少減少していくのは、間違いないかと思います。
しかし、今後も十分使える建物であり、住まわれている状況下でありながら、まだまだ耐震化が進んでいない建物が多く存在し続けているというのも事実です。
弊社としましては、今後も震災後に学び、いろいろと試行錯誤しながら実践してきました現場の経験を活かし、ほんの少しづつですが、ご依頼をいただきましたお客様のお手伝いをさせていただきたいと思います。
なお、近年、オリンピックや万博などもあり、各地で建設現場の人員不足が叫ばれておりますが、弊社のような小さな事業者におきましても、少子化、高齢化、そして社会構造の大きな変化に伴い、職人さんや、実際に現場で作業していただく協力事業者様が、大変不足というか、なくなってきました。
昨年は、この状況を改めて実感することが多く、工事のご依頼をいただきましても、すぐに着手することが困難な状況が多く、お客様にお待ちいただくことが大変多くなっております。
今後は、ますますこのような状況が続くことになるのは、間違いないと思われます。
一度、地震や台風などの災害が起これば、より顕著にそのような状況に陥ることは、大阪や関東の台風被害の状況などからも明らかです。
弊社としましては、できるだけ速やかに業務に取り組ませていただくよう努力させていただいておりますが、何卒ご理解をいただけましたら幸いです。
また、いつ来るかわからない地震や台風などの災害に対しては、できることから少しづつ備えをしていただけましたら幸いです。
ブルーシート一枚を用意することから劣化した波板屋根の貼替え、耐震化のような大きな工事ではなくても、避難先の確認やご家族の中での連絡方法の再確認など、いろいろとできることはあるようです。
さて、弊社は明日1月6日より本年の業務を開始させていただきます。
引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、皆様が安全・安心に、そして幸多き年になりますようお祈り申し上げます。